「永遠の少女」 4
そこから私は水の中に飛びこもうとしているという夢でした。
モモが住みついたところは、まさにそんな場所でした。
観光ガイドで、モモの仲良しのジジは、いつもすばらしい空想力を使ってデタラメの物語をたくさん作って観光客に聞かせるのです。
そのジジが考えた話の一つに、昔、ある女帝が成長すると純金にかわるという金魚を手に入れたいと思い、だまされて宝石をちりばめたスープ入れに入ったクジラの赤ん坊をもらうという物語があります。
女帝はクジラが大きくなると宮殿のプールにうつしますが、それでも間に合わなくなり、とうとう巨大な丸い水槽を作って、ふちまで水を張ります。
その中にクジラを入れて、毎日、いつクジラが純金にかわるかを楽しみにして見守っていたのだそうです。
ジジの説明によれば、その水槽の跡こそ、この円形劇場なのだといいます。