「永遠の少女」 2
この「やみにきらめくおまえの光」というのは、モモそのものとも言えます。
しかし、モモは少なくとも自分の名前がモモだということを知っています。
この世に生きているかぎり、彼女はやはり普通の、いささか異様な姿をした一人の少女なのです。
この黒いひとみをきらつかせている女の子が、実は誰にとっても、心の中にそのきらめきを思いださせる永遠の少女だということは、モモ自身でさえ知らないでしょう。
ちょうど、かぐや姫が、月の世界から迎えにくるその時まで、自分が永遠の女性であることを、はっきりと自覚はしていないように。
それがモモなのです。
彼女はある時、どこからともなくあらわれて、いまの屋外競技場に似た、古代の遺蹟である円形劇場跡に住みついてしまいました。
その場所が円形劇場だったということは、とても面白いことです。
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