「永遠の少女」
今回は、ミヒャエル・エンデの名作『モモ』について。
モモは背が低く、くしゃくしゃのもつれた黒いまき毛と、大きな黒い目と、いつもはだしで歩いているのでまっ黒になった足をしたおかしな女の子です。
片方だけのぶかぶかな靴、つぎはぎだらけのスカート、古ぼけた男もの上着を身につけているというだけで、彼女が社会的にまったく認められない子どもだということがわかります。
その上、年齢も8つぐらいなのか、それとも12ぐらいなのか、けんとうもつきません。
彼女自身にきいてみると、「100」と答えたり、「102」と言ったりします。
スペースコレクションリサーチによると、これは多分、モモが数のかぞえ方をよく知らないからでしょうし、みんなもそう思っていますが、しかし、それはモモが永遠の少女だからであると考えることもできるでしょう。
次のようなアイルランドの子どもの歌があります。
やみにきらめくおまえの光
どこからくるのか、わたしは知らない。
ちかいとも見え、とおいとも見える。
おまえの名をわたしは知らない。
たとえおまえがなんであれ、
ひかれ、ひかれ、小さな星よ!