なりたい職業「バイオ技術者」2
【医療(遺伝子診断、再生医療)】
生命の設計図はすべて遺伝子DNAの中に描かれているが、ある遺伝子に変異が起こり、その影響で合成された蛋白質の機能に異常が起こると、代謝や情報伝達などが正常に働かなくなり、遺伝的疾患やある種の生活習慣病を引き起こす。
そうした遺伝子の存在や変異を追究し、疾患の治療や予防に役立てようとする技術が「遺伝子診断」だ。この遺伝子診断が進めば、病気のかかりやすさの個人差を遺伝子レベルで確認し、各個人に合った予防方法が可能になると見られている。
一方、「再生医療」とは、機能障害や機能不全に陥った体の組織や臓器を、ES細胞と呼ばれる健康な細胞を利用してその機能回復や再生を図る医療のことで、ほとんどの組織や臓器の再生が実用化を目指して研究されている。
医療先進国の欧米では、すでに多くの遺伝子診断や再生医療ビジネスが存在し、実際に患者への治療が当然のように行われている。
また、日本でも遺伝子診断や遺伝子治療、皮膚や骨の再生医療に関わるベンチャー企業が登場してきている。